昔の映画の仕組みをまずは紹介します。
映画は長いフィルムをとても速く連続撮影した静止画の集まりで投影機を使って動きを再現したものです。
右の図のように、送り出し、巻き取り用のリールにフィルムを巻いていきます。
フィルムが機械の中に入ると、ランプによってフィルムに焼付いた映像が投影されます。
映像が映る原理は、動画の仕組みのページで話した通りですが、音声はどのようにフィルムに記録されているのでしょうか。
音声は右のフィルムをご覧ください。
フィルムの左側に音声を記録する場所があります。
アナログ音声の場合、波形の情報を書き込むことで、音声を再生できます。フィルムを虫眼鏡でみると、波形データが記録されているのが確認できます。
このような映写機が昔使われていましたが、今はデジタルシネマといって、映像や音声が0と1の情報に書き換えられ、デジタル専用の映写機が使われ始め、この映写機は使われなくなってきました。